オーラルリハビリテーション

先日、「Master Clinician アドバンスセミナー オーラルリハビリテーション12日間コース」を受講しました。このセミナーでは、歯を1本ずつではなくお口全体(一口腔単位)で考える治療について、じっくり学びました。
普段の診療でも「この歯をどう治すか」という視点は大切ですが、実は歯は1本だけで噛んでいるわけではありません。咬み合わせや顎の動き、筋肉のバランスなど、すべてがつながっていて、その全体の調和を意識することが、「長く快適に使えるお口づくり」につながるのだと改めて感じました。
講師の南先生の症例や診断の考え方は、本当に圧倒的でした。どんなに複雑なケースでも、最初に全体像をしっかり捉え、「なぜ今この治療を行うのか」という理由が明確で、一つひとつのステップ臨床哲学が感じられました。
補綴治療(かぶせ物、ブリッジ、インプラントなど)も、ただ見た目を整えるだけでなく、「長く持たせるための設計」や「お口全体のバランスを保つこと」がいかに大切かを再認識しました。ひとつの歯の治療が、結果として全体の健康を左右する、その責任の重さとやりがいを改めて感じます。
今回の学びをこれからの診療に活かし、患者さんにとって長く心地よく使えるお口を守れるよう、これからも丁寧な診療を続けていきたいと思います。
歯科医師 石山
